フリマでモノを売るときの9の心得
フリマに参加し得たものを、皆さんと共有したいと思います
…もちろんお金以外で(笑)
まずは心構え
「どのような気持ちで相手と接すべきか?」
という問いへの答え
1:売るのではなく買ってもらう
いきなりタイトルに反していますが、これが最重要項目。
相手を尊重しましょう
押し売りじゃないんです。フリマなんです。
お客様候補がわざわざ店の前まで、足を運んでくれているのです。
選んでくれるのはお客様。
興味のない人にまで売っても、あとあと後悔させることになりかねません。
さて次の項目
「相手を安心させるために何が必要でしょうか?」
それは見た目です
2:服装は華美なものは避ける
万人受けするような服装を心がけましょう。服装だけで避けられてしまってはもったいないです。
自分のセンスを疑い、信頼できる人に服を選んでもらうことも考えましょう。
私は、彼女が選んだ服を着ていきました。
また、袖まくり等も控えましょう。
かっちりまとめるのもいけませんが、着くずしすぎるのもまた然り。
3:声は大きすぎず小さすぎず、普段より少し低めで話すこと
大きい声や甲高い声は相手を緊張させます。
相手の気持ちを緩めなければ、財布のひもも緩みません。
4:姿勢は楽に、かつすぐ動けるように
椅子に腰かけて、軽く背筋をただすくらいがちょうどいいです。
正座もあぐらも、とっつきにくい印象を与えます。腕組みも控えましょう。
ここからは行動に移ります
「話す時の動作・声かけのタイミングは?」
といったものです
5:「いらっしゃいませ」は目が移った瞬間に
1でも述べましたが、お客様候補がわざわざ店の前まで足を運んでくれているのです。これは言いましょう。
さてこのタイミング、いつがいいのでしょうか?
適当に言い続けますか?
それは試しましたが、疲れるわりに成果が出ませんでした。
適切なタイミングは隣の区画の商品から、自分の商品に目が移った瞬間。
これが一番反応が良かったです。
それと、目を見て言うこと。
『あなたに言っています』ということを明確に示しましょう。立ち止まってくれる率が断然違います。
立ち止まらないまでも、会釈してくれる方が多いです。
6:ゆっくりとした身振り手振りを交えて
人にはミラーニューロンが備わっています。
自分が程よく体を動かすことで、相手も自然と体を動かす準備が整います。
6:相手の体を動かす
お客様候補に実際に動いてもらいましょう。
自分の商品の前で立ち止まられて、5秒くらい様子を見てから、
「どうぞ手に取ってご覧ください」
と言うことで相手の動きを誘います。
意外なことかもしれませんが、商品に触っていいのか悩まれている方も多く、
「どうぞ手に取ってご覧ください」
と言うことで、お客様候補の悩みを解決でき、
「ありがとうございます」
と言ってくれる方も多いです。
こういった悩みを解決することで信頼感が生まれます。
それではトークに移ります
7:イエスで答えられる質問をする
人は相手の質問を肯定することで、相手自身を肯定していきます。
具体的な質問としては、商品を手に取られた瞬間に、
「それ、思ったより軽いですよね」
や
「それ、思ったよりしっかりしてますよね」
といった感じになります。
自分がその商品を手に取って思ったことを、そのまま質問にします。
ちなみに私は、わざと値札を商品の底にシールで貼付け、手に取らないと見えないようにし、値札に気が付かれた瞬間に
「やっぱり高いですよね?」
と聞き、そこから交渉に入っていきました。
8:オファーを複数用意しておく
交渉のためのオファーは、複数あったほうがやりやすいです。
例えば
“後で商品の感想を書いて送ってくれるなら\300円値引き”
(封筒と便箋はこちらで用意する。宛先は記入し、切手も貼っておく。)
“1個買うと無料プレゼント進呈”
“2個目は\100引き、3個目は\200引き…”
“満足いただけなかったら100%返金”
等、自分の商品・目的にあったものを用意しましょう。
9:隣の出店者と仲良くする
例えば一人で出店する場合、トイレのときなど店を空けることになります。そのときはお隣さんに丁寧にお願いしましょう。
こちらがお世話になったにも関わらず、最終的にはこちらの商品を買ってもらえたりします。
ただし、最初からお金をもらうつもりではいないこと。
『タダで差し上げる』
くらいの覚悟が必要です。
考えてみて下さい。
誰かを雇うとして、一体いくら人件費が発生しますか?
人様の時間の価値をおおよそ把握できれば、商品を一個くらいタダで差し上げることなど、安いものではありませんか!
以上、フリマでモノを売るときの9の心得でした。
ちなみに、トークの内容の練磨をかねての私のある日の1日の成果ですが、
商品はオリジナルの陶器で、
売上個数は12個
売上高は\17,300
となりました。