クラウドソーシング 報酬 単価 安い

クラウドソーシングでフリーランスしている人の報酬が安かったりすることが問題となっている昨今。

 

良質クライアント(自称)のひとりとして考えていることを書く。

クライアントにとっての価値

「依頼した仕事で、いくら儲かる(どれくらい時間を節約できる)見込みなのか」

 

ということをクライアントは考えています。

 

小難しいことを言うと、回収可能性のみならず、機会費用も考えているということです。

 

ここまで考えていないクライアントがいたら、それはワーカーにとってスーパーラッキーか地雷かのどちらかです。

 

ボンクラみたいに金払いがいいか、ボンクラみたいに要求してくるかのどちらかです。

 

つまりボンクラクライアントです。

 

私も最初はボンクラクライアントでした。

 

契約までに伝えきれていないことが多すぎて、

 

「思ったのと違う」

 

という納品物がほとんどでした。

 

しかし

 

「契約するときに伝えていなかった」

 

という部分で不満があってもそのままOKを出し、報酬を支払っていました。(もちろん伝えていた部分では修正依頼をしています)

 

そいういことを繰り返し、伝えるべきポイントをまとめた書類を今でも改訂し続けています。

 

 

 

話がそれていますね。

 

戻しましょう。

 

クライアントにとっての価値です。

 

例えばクライアントがウェブサイトのオーナーだったとして、記事作成を依頼します。

 

クライアントのキャッシュポイント(お金が入ってくるポイント)はGoogle AdSense(※以下、アドセンス)のみだとします。

 

アドセンスでは1PV(1回ページが開かれる)で0.3円になると仮定します。

 

さて、記事をいくらで依頼するでしょうか?

 

 

 

はい。

 

「文字数と報酬は関係ない」

 

ということがわかったら優秀です。

 

かなりおおざっぱに回収可能性だけ見ると、

 

その記事が1,000PVを超える見込みがあれば、300円の価値があります。

 

その記事が10,000PVを超える見込みがあれば、3,000円の価値があります。

 

文字数は関係ありません。

 

クライアントのキャッシュポイントがアドセンスのみだったら、PVがすべてです。

 

そしてPVを取るために検索上位表示が求められ、検索上位表示のための施策のひとつとして文字数が求められることが多いです。

 

オリジナルの記事で内容が十分でも検索上位表示されないときはディレクションのミスですので、クライアントの責任です。

 

 

 

ワーカーは「クライアントにとっての価値がすべて」ということを認識しなければなりません。

 

例えばまったく同じ原料をまったく同じ分量使ってまったく同じもの何かを作るとしましょう。

 

何を作りましょうか?

 

うーん。

 

じゃあ片栗粉ね。

 

あなたが手作りで、ジャガイモ1tから片栗粉200Kgつくるとしましょう。

 

並行して機械も、ジャガイモ1tから片栗粉200Kgつくるとしましょう。

 

あなたは1ケ月かかった。

 

機械は1日で終わった。

 

どちらの片栗粉が高く売れますか?

 

逆にあなたが消費者だったら、まったく同じ原料をまったく同じ分量使ったまったく同じものなのに、手作りか機械づくりかで、出してもいい金額が変わりますか?

 

かけた時間は関係ないですよね。

 

結果が全てですよね。

 

「30日かけて作られてるんだから、1日でできたものの30倍の価値がある」

 

なんて、作った側の言い分でしかないことは明確でしょう。

 

 

 

つまり

 

「私はこれだけ書いたんだからこれだけ価値があるはずだ」

 

というのはワーカーの勝手な思い込みなんです。

 

その仕事の価値を決めるのはクライアントです。

 

ワーカーが仕事の価値について評価したいなら、クライアント以上にクライアントのキャッシュポイントについて学ぶべきです。

 

そこまでできないなら、クライアントの提示する額を受け入れるしかありません。

 

クライアントの提示する額で納得できないなら、その仕事を請け負わないことです。

 

いったん請け負ったら、責任をもってやりとげることです。

 

契約時点で示されていたこと以上にやる必要はありませんが、やっておいたほうがつぎの依頼につながりやすいです。

 

もちろんクライアントが喜ぶ追加でなければなりませんので、クライアントのことを考える必要があります。

 

これこそが仕事ですよね。

 

相手に喜んでもらって、喜んでお金を払ってくれる状態がベストです。

 

 

 

もしクライアントが正当な理由なく契約以上の要求をしてくるようなら、契約解除を求めましょう。

 

そしてコメント付きで低評価を喰らわせてやればいいんです。

 

逆に低評価を付けられたとしても、まともなクライアントならボンクラクライアントからつけられた低評価は見抜けます。

 

正当な主張であれば、堂々と行うべきです。

 

それが悪質クライアントの締め出しにつながります。

 

 

 

そうやって自信と責任をもってふるまうワーカーが増えれば単価は安心して上げられますし、お互いのためになると思います。

 

ゴミワーカーが提案してくることを考えたら、そのやり取りだけでもクライアントとしてはロスなんです。

 

ボンクラクライアントとゴミワーカーが減れば、残った人のやり取りのロスが減ります。

 

 

 

「まだ未熟」

 

という自覚があるクライアントは、契約時に示していた部分が満足されていたらOKを出しましょう。

 

そしてつぎに活かすのです。

 

 

 

「まだ未熟」

 

という自覚があるワーカーは、契約時に示されていた部分+αをこなすよう意識しましょう。

 

 

 

クライアントのひとりとして言わせてもらうと、募集文すら読まずに応募してくるゴミが多いです。

 

仕事ナメんな。

 

 

 

クライアントの分類・ワーカーの分類

クライアントとワーカーを雑に分類してみます。

 

回収可能性・機会費用を考えて報酬を設定し、募集文にOKとなる条件のすべてを書ききっている、まともなクライアント。機会費用まで考えるのでNG納品に対しては「募集文に書いている通り書いて」というスーパービジネス対応。

 

機会費用はあまり考えず、条件に書いていなかったことで不満でもOKを出しつぎに活かす、成長途上クライアント。その中でも、条件に書いていたことが満たされていないときワーカーの身になってアドバイスできるのは良質クライアント。

 

条件すらしっかり書かないくせに要求は厳しい悪質クライアント。回収可能性が十分に出るよう、エサワーカー狙いで単価を低く設定する。

 

自分のできることと案件で求められていることを認識できて相応の仕事をする、良質ワーカー。

 

自分でできる範囲はおおよそわかっているが条件以上の要求をあっさりと飲む、エサワーカー。

 

自分でできる範囲をわかっていないで高単価の案件に提案して蹴られ、「どうせ蹴られるから」と募集文も読まず手あたり次第応募するゴミワーカー。偶然採用されたとしても募集文すら読んでいないのでクライアントをがっかりさせて単価引き下げ誘因を作り出すゴミ。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 

クライアントが単価を低く設定するのは、「ゴミが多数紛れ込んでいて、ロスが多いから」です。

 

そもそも募集文すら読んでいなかったり、とんでもないものを納期ギリギリに提出してきたり、本当にゴミです。

 

タスク型の案件ではその傾向が顕著に見えます。

 

条件を満足していても却下する悪質クライアント、募集文読まずにまったく条件にあわない提案をぶっこんだり採用されてもまともな仕事できないゴミワーカー、どっちも消えてほしい。

 

 

 

クライアントにとっての価値は、クライアントが計算しています。

 

「報酬が低い」と思ったら受けなければいいだけです。

 

もちろん高単価の案件でクライアントを満足させられる自信があればですね。

 

 

 

お互いに責任をもって取り組みましょう。

 

それがこの業界の健全化につながります。